冬の花


俺は不思議に思って冬花をじっと見ると

俺の視線で顔を真っ赤にした



「あのね、この時間いつも、その
お風呂に入るから、入りたいなぁっと。

でも、桜木くんがいてくれるなら
あの、大丈夫だよ、今じゃなくても。えっと・・・。」





次の言葉に一生懸命探しているけど

中々見つからないらしくワタワタしている



かわいいっ




俺は笑いながら頭をなでてみた



「そっか、じゃあ俺お暇しようかな。」


俺が頭をなでたからなのか

ほんわか落ち着いている




俺が立ち、帰ろうとすると冬花は寂しそうに

俺はじっと下から見つめた





「もう、ちょっとだけ・・・。」



そう言ったあとに俯いたのは恥ずかしさのせいだろう


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