★恋と王子と超能力!★
「今日は屋上で秘密会議をします!」

「え~まじで?」

翔馬が不服そうな声を出した。

が、私の気持ちは変わらない!!

「おおまじです!あっ、琥太郎君も連れてきてね!」

「?なんでだよ」

「琥太郎君はあたしが能力者である事を知ってるし、この事件の被害者だからね!

…それに…」

「それに?」

私は翔馬の耳元で、ボソッと呟いた。

「琥太郎君がいたほうが、凛が元気になるからね!」

「あぁ、なるほどな」

「真帆さーん!早く行きますわよぉ〜!」

凛はこちらに向かって手を振りながら歩き出す。

「んじゃぁ、屋上で!」

「おぅ」

そう言って、翔馬と別れた。
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