いちごみるくちょこ
思わず彼方の手をはたいた。


「ッッごめんなさい…」


彼方ははたかれた手をジッと見つめている。


「永愛?みんな心配するよ??永愛はみんなが困る顔、見たい?」


「…」


「とりあえず病室、帰ってくれるよね?」


そんなに…優しく言われたら首を縦にふるしかないじゃない。

彼方は卑怯だ…

昔の彼方みたいな言い方…







病室についた。

今彼方と話し合ってる。


「お金…かぁ。
現実的。」


彼方にわたしの思いを全部話した。


「…わたしやっぱり手術はムリだよ…」

そんなお金どうがんばってもできっこない。


「俺が……全額負担するよ♪」

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