いちごみるくちょこ
「そーよ?なんで?」


「椎香ちゃんがウエイターやるっていってたんだよ。
亜美ちゃんなんとか説得してよぉ…」

わたしは亜美ちゃんに椎香ちゃんのことをいった。

だって不公平だし!
「えっ!」


亜美ちゃんの顔色が変わった。


…?


「えっと―しぃちょんは―…
ほら!ウエイター男子だけに任せておけないし―…えっと他には…」


亜美ちゃんなんでそんなしどろもどろなの…?


「もしかして亜美ちゃんが椎香ちゃんがウエイターやるの許したの?」


「えと――まぁ、うん――?」


「目あわせてよ亜美ちゃん!
…なんか弱み握られたでしょ…?」


しばらく沈黙―…



「…だって!!
しぃちょんにセレブ医大生の合コンパーティーに潜り込んだの見られたんだもん!!」


「潜り込んだって!!
ダメじゃない!」


「だってお金のもってる医大生にお近づきになりたかったんだもん!」


亜美ちゃん…

亜美ちゃんのお金の執着心ってこわいよ…


「…椎香ちゃんに見られてどうしたの?」


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