いちごみるくちょこ
「ボランティアを初めて1ヶ月くらいたってから新しい子が孤児院にはいってきたの。
それが竜だった…。
デパートのおもちゃ売場に置き去りにされてたそうよ。」


ズキッと心が痛んだ。


「初めて目があったときすごく心を動かされた…。
運命の出会いだって思ったの。
今思えば変な話しよね…。
主人にその話をして引き取りたいっていったら主人もその子に会いたいっていうもんだから次の日一緒に孤児院にいったの。
主人も…何かを感じたのか一目みた瞬間引き取ることを決意したそうよ。
そして竜は私たち家族の一員になった。」


「竜って名前はもとからの名前なんですか?
竜と龍ってハマりすぎてるから…」

わたしは疑問に思ったことを聞いてみた。


「竜は自分の名前をおぼえてなかったみたいなの。
きっと孤児院に連れて行かれたり捨てられたって現実が重すぎてそのときの記憶が曖昧なんですって…。」


ひどい…。


「ここからが…本題ね。」
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