もっと…もっと…
息も切れ切れに、違和感に気づく。
こんなに歩いたか?
こんなに曲がったか?
こんなに……
こんなにこの洞窟は広かったか?
走れば走るほど知らない場所へ近付いていく。
そして俺は何かに躓いて転んだ。
「…痛っ……なんだ?」
立ち上がりながら後ろを振り向く。
そこにはバラバラにされた三沢が、ゴミのように積み上げられていた。
俺が躓いて転がったのだろう、頭だけが右側に転がっていた。
「………オェ……」
今度は抑えられなかった。
こみ上げてくるモノを地面に残らず吐き出してしまった。