Steady
敦じゃなくて、優……。


私の頭の中が

さらに混乱していく。


目の前にいる

『優』と名乗る彼は、

同窓会で会った

『敦』と瓜二つ。


どちらかというと

今ここにいる彼の方が

『敦』に近い。


なのに、

彼の名前は『優』。


「キミ、大丈夫?

 気分悪い?」


優にそう声をかけられて、

初めて私の顔色が

悪くなっていることに気付く。


私は首を思い切り横に振ると

優へ視線を向けて微笑んだ。



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