Steady
「だからー。そんなだから

 アヤはいつも1人なんだって。

 もっと自分に自信持ちなって。

 大丈夫、アヤは絶対似合うから」


力強く言ったかと思うと、

澪は早速、

何着か手にして私にあてる。


クリーム色の服。


ピンク色の服。


混じりっけのない真っ白な服。


どれも、服に申し訳ないくらい

可愛すぎる。


……でも、今は

澪の言葉を少し信じてみよう。


今までの私よりも

素敵な女の子になって

敦と再会しよう。


10年のブランクを

感じさせないくらい、

あの頃のピュアな心を表現してみよう。


「こんな感じでいいんじゃない?

 取りあえず試着してみて」


アヤに提示された

コーディネートをすべて受け取って、

私はこくんと頷く。


店の奥にある試着室へといくと、

私は、敦と一緒に過ごした

当時の自分になるために

中へと入った。


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