Steady
「もしかして……、

 春日さん?」


私の言葉に、

彼女はふわりと微笑み

こくんと頷く。


当時、

学級委員をしていた春日茜。


あの頃は確か、

赤い縁のメガネをかけていて、

いつも長い髪を

二つに結んでいた。


一見、地味に見える

その姿だったが、

男子の心を鷲づかみにする

魅力が彼女にはあり、

実はかなりモテていた。


その彼女が、

10年経った今、

大変身を遂げていた。


「春日さん、

 確かメガネかけてたよね?」


澪の問いかけに

春日さんはふふっと笑い

にっこりと笑顔を見せる。




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