御曹司なんてお断りっ◆


『会社のなんとか課長から志保に電話があったから、
 意味深に、
 言っといた。あはは。

 多分、今頃志保に食事でも誘ってるんじゃないかなっ?』


楽しそうに、そいつは爽やかに言い放つ。

「てめっ…」

『いぃじゃん?
 花京院 昴さんも 別に志保と付き合ってるわけじゃないんでしょ?』

ごもっとも。


口ごもる。



『じゃーね。
 ばいばい。




 ちなみに…志保は今日…6時には終わると思うよ』


ピッ



いうだけ言われて通話を切られた。


んにゃろーーっ





そのまま、
切れた電話を睨みつけながら、武に電話する。

「武っ。今日のスケジュール詰めて。
 六時には志保を迎えに行くから。」

それだけ言うと、
乱暴に携帯電話を切る。


「あはは。
 昴ー、必死だなー」

正樹兄ぃがカウンターの中から、
楽しそうに俺をからかう。

うるせー。

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