御曹司なんてお断りっ◆

「おいしぃっ」

「よかった。」

軽く乾杯した俺たちは
会話とお酒をゆっくり楽しんだ。

あぁ。いい雰囲気。

イケるんじゃねぇ?

なんて、甘い考えが浮かんで、また消える。

いかん。
志保のペースでゆっくり口説くって心に誓ったはずなのに、
すぐに揺らぐ男心。

本能は抑えられないなーー。


なんて、
アルコールが入り、少し高揚している志保を見つめながら
そんなことを思った。





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