御曹司なんてお断りっ◆
***
『--武?今すぐマンションンに迎えに来てよ?
出来ない?
あぁ、無理なら良いんだ。
--あはは。じゃ、上がってきて?
紹介したい人もいるし』
そういって昴さんは楽しそうに電話を切った。
私は、ちょうどバスルームから出てきてたところだった。
「志保。まだ髪が濡れてるよ?
俺がドライヤーしてあげようか?」
「--結構ですっ。」
私は、ひらりとバスルームへと戻った。
後ろでは声を殺して昴さんが笑う。
初めて昴さんと体も通じ合った日。
その朝、市川さんと出会った。