御曹司なんてお断りっ◆
女性に服やアクセサリーなど
求められたことはあっても、
こんな露骨に嫌がられたのは初めてだった。
普通は猫なで声で
おねだりするものじゃないのか?
それを
あっさり、
『迷惑』といいはなつ。
驚いた俺に、志保は言葉を続ける。
「だれが、服を欲しいといいました?
私はシンデレラじゃないし、
シンデレラ願望もありません。
わざわざこういうところで
服を買って、ディナーへって
私が喜ぶとでも?
言わせて貰いますが、
一番 嫌いなパターン。
大体、私の格好をみて、
じゃ、ドコにしようって臨機応変に店を選ぶべきじゃない?
なーんで、わざわざ
私のファッション全否定で、
あなたの好みの服を着けさせられるわけ?
ほんっと、面倒な男ーーー」
そこまで 一息で言い切ると、
はぁっと息を大きく吐いた。
「ぷっ」
あはははは。と笑いがこみ上げる。
面白い女!