御曹司なんてお断りっ◆

女性に服やアクセサリーなど
求められたことはあっても、
こんな露骨に嫌がられたのは初めてだった。


普通は猫なで声で
おねだりするものじゃないのか?



それを
あっさり、
『迷惑』といいはなつ。


驚いた俺に、志保は言葉を続ける。





「だれが、服を欲しいといいました?
 
 私はシンデレラじゃないし、
 シンデレラ願望もありません。
 


 わざわざこういうところで
 服を買って、ディナーへって
 私が喜ぶとでも?



 言わせて貰いますが、
 一番 嫌いなパターン。


 大体、私の格好をみて、
 じゃ、ドコにしようって臨機応変に店を選ぶべきじゃない?


 なーんで、わざわざ
 私のファッション全否定で、

 あなたの好みの服を着けさせられるわけ?

 ほんっと、面倒な男ーーー」



そこまで 一息で言い切ると、
はぁっと息を大きく吐いた。



「ぷっ」

あはははは。と笑いがこみ上げる。


面白い女!



 
 

 
< 53 / 305 >

この作品をシェア

pagetop