御曹司なんてお断りっ◆
帰ろうと
振り返ると、
奥のコピー室が目に入って、
私はまた
大きくため息をついた。
うぅーん。
何だろう。
この感情・・・
ただただ戸惑い。
うれしい・・・?
黒田課長の優しそうな笑顔を思い出す。
と、その顔が昴さんに代わる。
え?
なんで出てくるのよ。
~~♪♪
「・・あれ?」
また着信。
『もしもし!志保?』
「建志!」
なんだかんだで、
兄妹の中はイイ。
世界でただ一人の兄だもの。