安堵する雨音 ―愛しき指使い―

亮介がソノ時、余計なことを話さないところも、
気に入ったのかも。

飲んでいるときは饒舌に私を楽しませてくれるのに。





私、ソノ時におしゃべりな男は苦手。





まして、すぐに私の中に入ってこようとする男は
嫌悪感がするほど苦手。




亮介は、私の中に入ってこようとはしなかった。






私も亮介も服を着たままだし。
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