僕がもらった神恋
「博己。」


「えっ!?」


愛梨は博己に抱きついた。



「博己、幸せだよ・・・」


「愛梨・・・」


愛梨のその一言が、昨日のこと、
すべてのことを語っていた。



「俺もやで・・・」


博己は愛梨の背中に手をまわし、
やさしく抱き寄せる。



「じゃあ、行ってきます。」


「うん、行ってらっしゃい。
チュッ。」


そう言って愛梨は博己にキスをする。



「うん。」


博己は照れながら玄関のドアを開け、
仕事へと向かった。


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