僕がもらった神恋
でも、でもここを通ってしまう、
通るだけで安心を得てるような
そんな気になってしまうんだ。


歩きながら病院を見つめてると、

「気になってるの?」

ふと誰かに声を掛けられた。


えっ!?


「ヨ、ヨネさん!!」


振り返るとベンチに
ちょこんと座ったヨネさんがいた。


「どうしたんですか?
こんなに朝早く。」


ヨネさんの前に置いてある
大きなプラスチックの入れ物が目に入った。


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