初恋は実らない
突然、途切れた会話。


どうしよう。
私、余計な事を言ったかも・・・。

「ホンマや・・・。
無かったら作ったらええんやんなぁ?
なんで俺、気付けへんかったんやろ? 
松永、天才やな! 俺、めっちゃアホやん」

えっ!?

「部活するには、最低何人集めたらええんやろ?
顧問も探さなあかんしな~。
なんやろ、俺…めっちゃ忙しなるなぁ!?」


ひょっとして、本気にしちゃったの??


「俺、マジで探すわ。一緒にやるヤツ。
それから担任に、どうしたらええんかも聞くし。
なぁ、もし部活出来る様になったら・・・松永がマネージャーやってや?」


「な、なんでっ!?」


「そんなん、言い出したんは松永やろ?
言いだしっぺは最後まで面倒みなアカンねんで?
運命共同体やからな? 逃げられへんで!」


そう言って、またニカッと笑う。

本当ズルいよ・・・淳ぺーは。

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