花恋-はなこい-
「じゃあ、とりあえずは……。
『ナノン』に行かない?」
杏奈は視線を少し
上にしながら提案した。
駅からすぐの場所に
大きなショッピングモール
『ナノン』がある。
近いせいか、放課後は
小宮南高の学生
(地元では“南高生”と呼ばれている)
の溜まり場となるのだ。
あそこなら、
ショッピングも出来るし、
プリクラだって撮れる。
真由の大好きな
アイスクリームショップだって
入っている。
「うん、行こ」
久し振りの杏奈との時間に
真由の心は軽やかだった。
『ナノン』に行かない?」
杏奈は視線を少し
上にしながら提案した。
駅からすぐの場所に
大きなショッピングモール
『ナノン』がある。
近いせいか、放課後は
小宮南高の学生
(地元では“南高生”と呼ばれている)
の溜まり場となるのだ。
あそこなら、
ショッピングも出来るし、
プリクラだって撮れる。
真由の大好きな
アイスクリームショップだって
入っている。
「うん、行こ」
久し振りの杏奈との時間に
真由の心は軽やかだった。