花恋-はなこい-
ショッピングモール
『ナノン』に入るなり、
目に飛び込んでくるのは
南高生の制服を着た学生ばかり。
一般のお客も勿論いるのだが、
これだけ目に付くと
“溜まり場”と言われるのも
納得だ。
「ねぇねぇ。これ、
めっちゃ可愛くない?」
杏奈が手招きしながら
雑貨屋の店先にある商品を指差す。
真由はパタパタと駆け寄り、
杏奈が手にしている商品を見た。
手のひらサイズの
小さなくまのぬいぐるみだ。
「可愛い!」
くりくりとした目や
首に巻いているスカーフが、
真由たちの心をくすぐる。
「これ、誕生日ごとに
種類があるらしいよ」
『ナノン』に入るなり、
目に飛び込んでくるのは
南高生の制服を着た学生ばかり。
一般のお客も勿論いるのだが、
これだけ目に付くと
“溜まり場”と言われるのも
納得だ。
「ねぇねぇ。これ、
めっちゃ可愛くない?」
杏奈が手招きしながら
雑貨屋の店先にある商品を指差す。
真由はパタパタと駆け寄り、
杏奈が手にしている商品を見た。
手のひらサイズの
小さなくまのぬいぐるみだ。
「可愛い!」
くりくりとした目や
首に巻いているスカーフが、
真由たちの心をくすぐる。
「これ、誕生日ごとに
種類があるらしいよ」