花恋-はなこい-
4月13日、土曜日。
圭輔の18歳の誕生日。
雲ひとつない
綺麗な澄み切った青空。
まるで真由と圭輔を
お祝いしてくれているような、
そんな天気。
真由は圭輔と
手をしっかりと繋ぎ、
ほっこり暖かく
優しい風に吹かれながら
歩いていた。
圭輔には珍しく、
大きめの黒の肩掛けカバンを
下げている。
その中には、
前の日、緊張して
震えが止まらない手で
ゆっくりと書いた婚姻届。
証人の欄には真由と圭輔、
それぞれの親のサインが
ちゃんと入っている。
これからその婚姻届を、
市役所に提出しに行くのだ。
圭輔の18歳の誕生日。
雲ひとつない
綺麗な澄み切った青空。
まるで真由と圭輔を
お祝いしてくれているような、
そんな天気。
真由は圭輔と
手をしっかりと繋ぎ、
ほっこり暖かく
優しい風に吹かれながら
歩いていた。
圭輔には珍しく、
大きめの黒の肩掛けカバンを
下げている。
その中には、
前の日、緊張して
震えが止まらない手で
ゆっくりと書いた婚姻届。
証人の欄には真由と圭輔、
それぞれの親のサインが
ちゃんと入っている。
これからその婚姻届を、
市役所に提出しに行くのだ。