†SweetBlood†

「本日より貴女様の身の回りのお世話をさせて頂きます、ユーフェミリアと申します。御用向きの際は何なりとお申し付け下さいませ。」
ふわりと微笑み再び淑やかに頭を垂れる。

煌めくエメラルドと黄金に魅入られたゆうは惚けたまま微動だにしない。

なれた反応なのか少し苦笑しつつユーフェミリアは言葉を続けた。
「主様より、この離れの中であれば好きにお過ごし頂くようにと承っております。またお気付きかもしれませんが、当屋敷では主様にあわせ昼夜が逆転の生活となっております。慣れないこととは存じますが、ご了承下さいませ。」