黒猫ちゃんの憂鬱1




クスクス笑っていると、髪の毛を耳にかけられて不意に後ろを向いた時。










リップ音を残して唇に感触が残る。









「・・・は!?何でキスしてんの。俺等はキスフレか。」








そういって洗うのに集中しようと前を向くと、ヒロの手が首に絡められる。










鎖骨に当たった冷たい手にビクッと跳ねた心臓と体。










『感じちゃった?これ以上すると怒られるので座って待ってマース』








ムスッと繭を下げて目を細めてヒロを見ると反省してます的なオーラを出す。










< 163 / 280 >

この作品をシェア

pagetop