パラサイト ラブ
「龍ちゃ……あ…ん…っ」
朝乃は仰向けの俺の胸に倒れ込み、キスをしながら腰だけを動かした。
どこもかしこも繋がっている俺たちは、本当に一つになってしまいそうだった。
それほど、俺と朝乃の身体はよく馴染んだ。
「――…朝乃、抜かなくていいの?」
行為が終わって、俺の上に力なくうつぶせる朝乃に尋ねた。
朝乃は俺を身体の中に入れっぱなしで、動こうとしない。
「もう少し……このままがいい」
「朝乃がいいなら、いいけど」
俺はそう言って、目の前の彼女の髪を撫でた。
「私ね…一番幸せなの」