パラサイト ラブ


「…何が?」



「自分の足の間に、あたたかいものが埋まっているときが」



「……男と寝るのが好きってこと?」



「うーん…まあ簡単に言えばね。
でも、今は龍ちゃんだけだよ?」



ちゅっと音を立てて朝乃は俺にキスを落とす。



一度じゃ足りなくて、今度は、俺から。



二度、三度と繰り返す内に視線が絡み合って、俺たちは再び、貪るように抱き合う。



朝乃の宣言通り……
俺たちの恋は、始まった。


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