しあわせおばけ

明日香はどうしているだろう。

いつもは平日も休日も関係なく、10時には寝かせるようにしている。

でも今日は風呂にだって入ってないだろうし、第一、父親がこんなことになってしまったのだから、動揺しているかもしれない。

相沢がついているとはいえ、キツイことも言ってしまったし、とにかく様子が見たい。



「…ていうかさ、何であそこじゃなくて、わざわざ和室まで布団持って来んのよ」

和室を出る前に何気なく振り返った俺は、畳に敷かれた布団を見た。

うちの1階には客室があって、そこにはベッドも置いてあるというのになぜ、と、やってもらっておいて文句を言えた義理じゃないけど、せっせと布団を運ぶ相沢の姿を想像すると、ちょっとおかしかった。









「何でって、客室のベッドは相沢くんが使うからよ」





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