1人じゃないよ
「まーた学校来たの~?」

無視、無視。

「本当、うざい。いつになったらアンタが死んだ顔見られるのやら・・・。」

「無視してんじゃねぇよ!!!!!」

髪を思いっきりひっぱられ、目に涙が滲む

「・・・ッ!!!」

ダメだ・・・こんな事で屈したら・・・


---ガラッ

教室のドアが開き先生の姿が見えるのと同時に

わたしをいじめているリーダー

大澤玲奈が髪をはなした。

いきなり離されたため、足元がグラついて倒れてしまう。

「HRを始める・・・ん?なにやってんだ!?野々宮!!早く席に着け。」

担任が怒鳴る。

私がいじめの相談をした時から先生(担任)は私に冷たくなり、避けるようになった。

でも、これも日常の1つ。

私は特に気にしない。

「今日は転入生を紹介する、岩瀬入れー」

そして、1人の男の子が顔をだした。

なんて言うんだろう・・・こういう人を・・・。

”イケメン”だ・・・。

周りの女子はきゃぁきゃぁ騒いだり。

男子はうずうず落ち着きがなかった。

まぁ・・・私には関係ないけど・・・。


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