私の宝(15歳で母)
絶対おる。絶対、絶対赤ちゃんおる。

だってね、無意識にお腹を守ってる自分がいるの。

自分の身体の変化に、私は赤ちゃんがお腹の中にいる事を確信していた。

「電車何分?」

駅について電車を待つ私達。

「んー、何分やろ」
「聖見てきてや」

動くの面倒…自分で見に行けよ!

私は座ったまま動かず、

「えー、待ってたらくるって」

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