私の宝(15歳で母)
この意思は曲げない。
何があろうと曲げない。

決意がどんどん強くなっていく。

「よし、じゃあはよ泣き止み」

「うん。
でもな、勝手に涙が出てくるねん。止まってくれへんねん」

なんで涙とまらんの?早くとまってよ。

涙がたまっている目を、手で擦り、涙をとめようとするが、何の変化もなく、ポタポタと次々に溢れ出す涙。

元々私は、あまり人前で泣いたりしやず、どんな時もいつだって、笑顔を絶やさず今までやってきた。

だが、だからこそ、一度涙が流れてしまうと、洪水のようにとまらない。

「一緒に本屋行って調べるんやろ?」

そうや。ちゃんと調べに行かな。

「うん。ちょっと待ってな。頑張って泣き止むから」

いつの間にか、私の手や、武の胸辺りは、大量の涙と鼻水でベッタベタ。

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