午前0時、夜空の下で
「お前はミルフィーユたちと城下街に残れ。連れていけるのはそこが限界だ」
リーダーの真剣な表情に、心は小さく頷く。
しかしその胸の内では、こっそり後を着けようと企んでいた。
最前線で彼らの戦いを見届けると決めたのだから、着いていかないはずがない。
軽く笑みを浮かべる心を、ミルフィーユは不安げに見つめていたが、心がその視線に気づくことはなかった。
集まったウィーザーの面々を眺め、リーダーは固く握った拳を突き上げた。
その腕にはこれまでの暴動によってできた、大小さまざまな傷がついている。
リーダーの瞳が月明かりを浴びて、琥珀色に煌めいた。
「行くぞ!」
地を轟かす怒声に、ウィーザーが動き出す。
リーダーたちは獣の背に跨がり、獣の姿である者は己の足で走る。
獣に乗ったことのない心は、翼を持つ飛翔族の男に抱き抱えられた。
彼らは魔界では飛翔族と呼ばれているが、もともとは有翼族の天族だった者たちだ。
リーダーの真剣な表情に、心は小さく頷く。
しかしその胸の内では、こっそり後を着けようと企んでいた。
最前線で彼らの戦いを見届けると決めたのだから、着いていかないはずがない。
軽く笑みを浮かべる心を、ミルフィーユは不安げに見つめていたが、心がその視線に気づくことはなかった。
集まったウィーザーの面々を眺め、リーダーは固く握った拳を突き上げた。
その腕にはこれまでの暴動によってできた、大小さまざまな傷がついている。
リーダーの瞳が月明かりを浴びて、琥珀色に煌めいた。
「行くぞ!」
地を轟かす怒声に、ウィーザーが動き出す。
リーダーたちは獣の背に跨がり、獣の姿である者は己の足で走る。
獣に乗ったことのない心は、翼を持つ飛翔族の男に抱き抱えられた。
彼らは魔界では飛翔族と呼ばれているが、もともとは有翼族の天族だった者たちだ。