Never Magic
第七王子
魔界の国。
そこには八人の王子がいました。
けれど、八人の王子はただいま家出中、もしくは旅行に行ってしまいました。



第一王子→(この世界が)つまんない。遊んでくる。


第二王子→ゆっきー。僕は学校を楽しんでくるよー。


第三王子→(プリン食べられた事は別に怒ってないけど)食い倒れツアーに行ってきます。


第四王子→日本を学びに行ってきます。


第五王子→愛しのエリーに会いに。


第六王子→宇宙人または妖怪探索に。


第八王子→倖、行ってくるねぇ。



と、それぞれ短い紙切れを残して行ってしまったのである。
僕、第七王子は、そのまとめておいてある手紙を全て読んだ。
なんと言う勝手さだろうか。
僕はこの紙切れを持って父さんの所へと持って行った。
僕も行きたかったが、何故か仲間はずれっぽくされた所為か、僕は行く気をなくした。
何で誘ってくれないのだろうか。
僕も行きたかった……。
人間界へ…。
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