Secret band~男装ドラマー~
「そうか?
それならお言葉に甘えて」



「どーぞ、どーぞ」


ふ~、ばれなかった。



そんな私をじっと見ている視線に私は気づいた。



「な、何瑠夏?」



「いや、何でもない
練習始めようぜ」



何か言いたそうな顔してた。
もしかして気づかれた…。
いや、大丈夫!



「隆太始めるぞ?」



「あ、あぁすまん」



スティックを持って練習をはじめる。



あれ?何かいつもと違う。
腕がズキズキするし。


でも耐えなきゃ!
せっかくつかんだチャンスなんだし!
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