Secret band~男装ドラマー~
そう心に誓い演奏を始めた。


………



よし!
完璧なはず!


一人で納得し審査員を見ると目を見開き口も開いていた。


「あの…終わりましたけど」



「あっ、すまない…
…君、新井君って言ったね?」


何今更?


「君のドラム技術は素晴らしい!
今日見た中で一番いい!
どうかね?
新井君さえよければ今度この事務所から新しいバンドグループをデビューさせようと思うだが…」


ちょちょっと待って!
バンド?デビュー?



「新井君!」


「はい!」

いきなりでかい声出されたらびっくりするよ。


「そのバンドでドラムをやらないか?」


「私がですか!?」




しまった!
興奮のあまり私って言ってしまった。




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