教組の花嫁
「久し振りに仕事が出来るわ。受付の奉仕を断らなくちゃ」
小波は自発奉仕部門に、今日の午後から暫くの間、奉仕を休ませて欲しいと、電話を入れた。
自発奉仕部門の責任者は、希望者がたくさんいるので了解したと、快く了承してくれた。
カメラマンは、夕方にはホテルのロビーに現れた。
カメラマンの名は北河一郎。
二人は簡単に打ち合わせを終えると、ロビーで嶋中ほのかが現れるのを待った。
ほのかを待つ沈黙の時間が流れた。
「あああ~ん」
カメラマンが大きなのびをし終わった時、エレベータのドアが開いた。
中から変装したほのかが現れた。
カメラマンがほのかの前まで走って行った。