地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
「お前は…自分のいいように芽有を利用していただけだ」
放出したそばからお姉の方に吸い込まれていく、お兄の霊力。
かなりの勢いで生命力が削れているだろうに、お兄は全く気にせずおじいちゃんを正面から睨みつけると
「『鬼』が見えてる時点で、芽有は【忌み子】なんかじゃない。
少しでも霊力を持っている人間にしか、『鬼』は知覚できないんだからなッ!」
叩き付けるように言い切った。
そして、予想外のその言葉に――私は絶句する。