ぴゅあ ぶるー×Deep blue

ログアウト

あたしとシオウは、部屋に入った。

もう少し、中で、みんなの目に、仲よさそうにしてるところを見せ付けて、早めに、帰ることになる。

あたしの返却時間が迫っているから、らしい。

「あら、帰っちゃうの!?」

そっと、退散しようとしたら、誰かに、肩をつかまれた。

香水とアルコールの臭いの混じった、すざまじい息の女のヒトが、あたしの肩に、顔を乗せてくる。

「シオウを独り占めして帰っちゃうなんて、許せないわね」

そこで、高らかに、笑い声を上げる。

完全な、酔っ払い。

こわいよ。

完璧に理性を失ってる。
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