愛してんで


奏『みんなで楽しく大掃除ーっ!!イェーイ!!』


隆平大綾佳昂臣柚
「「はぁっ?!」」

パチパチと手を叩く奏を見て、8人は一斉に眉間に皺を寄せる。


綾「俺、パス!!」

平「俺もー。」


大「年末くらい、のんびりしよーぜ。」

柚「寝る…」


臣「俺もー。」


佳「おやすみー。」

くるりと背を向けて、部屋に戻ろうとする。


奏「高級和牛のすき焼き…」


ぼそっ呟いた奏の言葉に、6人の足が止まる。


奏「おかんがー、お年玉って事でー、最高級和牛をいっぱい送ってくれてん。今夜は、すき焼きって考えたんやけどー」

肩越しに、チラリと奏を見る…


奏「みんなは寝るみたいやから、すき焼きは隆太と昂とうちの3人で食べよなぁ~」


隆「ラッキー!!」

昂「マジでっ!!」

奏「隆太と昂、掃除手伝ってなぁ~」


隆昂「「OK!!」」


奏「うちら3人は、すき焼き食べるから、みんなはカップめんでもどーぞ。」


臣「あかんっ!!」

柚「何でやねん!!」


奏「働かざる者、喰うべからず…じゃぁ、みんなおやすみー。」


ひらひらと手を振って、背中を向け腕を捲る。


綾佳大平柚臣
「「手伝います!!お掃除、大好きです!!」」




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