愛してんで
愛してんで
寒い寒い大晦日。
奏は一人、カレンダーを睨んでいた。
奏「う~ん…、夕方には買い物行かなあかんし、何とかせな掃除終わらんよなぁ~。」
大「ん…?!奏、おはよー。どした?」
奏「大貴、おはよー。今日、大貴は実家に帰るん?」
大「帰らねーよ。俺だけじゃねーし。みんな、帰らねーよ。」
大貴の言葉を聞いて、奏は小さくガッツポーズ。
大「どした?」
奏『しゅーごーっ!!』
すうっと大きく息を吸うと、大きな声で叫んだ。
大「うるさっ!!」
大貴が、思わず耳を塞ぐと、2階ではドタドタと慌ただしく足音が響く。
隆「どした?」
綾「何だよ?」
佳「うるせーなぁ」
平「ねむっ…」
昂「どないしてん?」
臣「ふぁぁ~」
柚「なんやねんなぁ?」
次々と集まってくるみんなを見て、ニヤリと笑う。