愛してんで
切ないねん…


ある秋の昼休み。


柚は、フェンス越しに校庭を眺めていた。


平「{…なぁ、アイツどうしたんだろ?}」

綾「{平良も?俺も、思った。おかしいよな。}」


隆「{昼御飯、いつもの半分位だし…}」


大「{今朝も、ご飯残してた。}」


佳「{昨日の晩御飯もだって!}」


奏「{お風呂上がりに食べるアイス、私にくれてん。}」


固まって小声でボソボソと話しながら、横目で柚を見た。


柚「はぁ~。」


〔〔ビクゥッ!!〕〕


大きな溜め息に、みんなは全身に寒気を感じた。




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