甘い××の、その後に。 love you,baby☆


「せっかくウキウキして東京まで来たっていうのに、災難だったわね」



夜景に見とれていたあたしに、


ソファにふんぞり返っていた蘭オネエが声を出す。



「……」


「まあ、アタシの誕生パーティに参加できるんだから良かったとしなさい」


「……参加したくてしてるんじゃないもん」



唇をとがらすと、



「だから言ったでしょ? 離れていれば隠しごとができるって」


「……隠しごと……?」

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