恋涙

助けて


結稀の三回目の命日。


結稀のお父さんとお母さんの強い希望で、私は三回忌の法要より受験を優先することにした。



私が添削してもらった志望理由書を二回目に先生に持っていったのが8月2日だった。




先生にもう一度直してもらっていても、どこか上の空だった。



「どうかした?元気ないけど。」



先生が私の顔を見る。



「8月2日って毎年晴れるなぁと思って。」



私が窓の方を見て空を指さした。




先生が何か言葉を発する前に、私は志望理由書の話に話題を戻した。






その日で志望理由書は完成し、清書をすることになった。




「あとは面接の練習だな。夏休み明けでいいよね?」




「はい。」



試験は九月の上旬だった。




夏休みが終わって約半月後くらい。




受験を決めてから二か月くらいしかなかった。
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