時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~
葉月こと、高村葉月【Takamura Haduki】。私の親友。
小学生からの仲で、いわゆる幼なじみってやつだ。
耳の横で黒い髪を一つ結びにしている葉月は、女の私から見ても、可愛いと思う。
「お前、また葉月にノート見せてもらってるのかよ。人に頼ってばっかじゃねーか」
「ほーんと。夏は昔っからこうだよな」
そんなことを思いながら字を書き続けていると、机に手をつきながらノートを覗き込む哉太と、呆れたように笑う輝がやって来た。