秘密の片思い 番外編③
『ハハハ、アイはイクトを深く愛しているから心配はいらないさ。それに、イクトにはどんな男もかなわないさ。羨ましいくらいだ』


ディエゴは愛にウインクした。


『今度、のり巻き作ったら持ってくるからね』


ディエゴは以前、愛が作ったのり巻きをとても気に入っていた。


『おお!それは楽しみにしているよ』


ふたりは花束を受け取ると、陽気なディエゴにさよならをした。


郁斗は愛が一本の赤いローズに鼻を近づけ、匂いを嗅いでいるのを歩きながら見る。


イタリアにいた時より、愛はここに馴染んでいる。


ここを離れる時は、俺もそうだが愛も寂しがるだろうな。


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