拾うな危険!
「じゃぁ、コレで信じる?」
そいつは、ガラスのように透き通ったブルーの瞳で
シンを見つめて、左手で空を切った。
「…!!ぐっ…」
あの、カナシバリが再びシンを襲う。
動けない、胸に何かが乗っかってるかのように重く言葉が出てこない。
何なんだっ
こいつ、
ホントに悪魔なのか?
「これで、信じてくれたか?」
そいつは、
綺麗なオレンジ色の髪を書き上げて、
にっこりと笑って
また、シンの体をやさしくなでる。