拾うな危険!
パンダは何も言わず無言で
落ちた血をなめ、それからゆっくりとシンの腕の方の
湧き上がる血をなめる。
ぶわっと一気に淡い光が
パンダを包み、
少年の姿に変わる。
その綺麗なブルーの瞳はまだボーっとして、
シンの流れる血を見つめている。
「おい?パンダ…?」
シンが言い終わる前に、
さっとパンダの細いてが伸びる。
そのまま、シンの腕をつかみ
ーーっ食いちぎられるっ。
とシンは瞬間感じた。