ずっと続く青空の下で





慣れた手つきでポチポチと、メールを作成する。


宛先:悠哉
【今日愛花先輩と話したよ。告白の返事、考え直すんだって?真剣に考えなよ!あたしは応援するから!後、寝癖付いてるよ】


…送信。


余計なお世話だろうけど、二人には頑張って欲しいと思ったから。


愛花先輩の悲しい姿は、見たくない。


勿論、悠哉の悲しい姿も見たくないけど。


前に座っている悠哉が、制服のポケットから携帯を取り出すのが分かった。


そしてしばらく画面をジッと見つめている。


あたしのメールを読んだのか、寝癖が付いてる頭を気にしながら手で触った。


その行動に思わず吹き出したあたしは、気付かれないように口元を手で押さえる。


すると、携帯のバイブレーションが震えて画面を開くと…新着メール一件の表示。


受信:悠哉
【桃、愛花先輩の事は周りに広めんなよ?真剣に考えるわ。ありがとな。寝癖は気にすんな!】


前向きの返信が来て、ホッと胸を撫で下ろす。


いつもの悠哉で良かった。





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