ずっと続く青空の下で
美樹にも、あまり余計な話はしないでおこう。
その頃、HRは予想以上に長く続いていた。
勿論、体育祭の代表者になりたい人なんて誰も名乗り出ないからだ。
「誰も立候補しないのか。仕方ない…今回は真面目にHRに参加しない高梨に女子の代表者をやってもらうか」
飽きれ気味に呟いた先生の声が、嫌でも耳に入った。
…あたし?
皆は、やっとHRが終わったと口々に話している。
「ちょ、何であたし!?」
「呑気に北谷とやり取りしている事くらい、お見通しだぞ」
「うっ…」
勘が鋭い先生に嫌な顔を向けると、上手くかわされてしまった。
「じゃ、男子の代表者は北谷だな」
「はぁ?」
悠哉はあたしと同じような反応で先生に訴えかけるが、半ば先生もまとまらないHRに飽きてきたのだろう…あたし達を無視して黒板に堂々と二人の名前を書いた。
「では、さっそく明後日の放課後に代表者達が集まって実行委員会があるから残るように」
先生は説明すると、日誌を持って教室から出て行った。
