俺様の運命の女神
「先………輩?」
風果が俺の顔を覗き込む。
……ダメだ。
姉貴がいると、真面な言葉が浮かんで来ない。
ここは一先ず、別の場所に…。
「風果、今日はヒマか?」
「えっ?……あっ、はい」
「んじゃあ、俺、速攻で着替えて来るから待ってろ」
「えっ?」
俺は驚く彼女をリビングに残し、身支度を…。
再び、リビングへ戻ると…。
姉貴が彼女に化粧を施していた。
「おい、姉貴!!」
「ほら、出来たぁ~。見てごらん?凄く可愛いよ?」
姉貴が彼女に手鏡を渡し……振り向いた。
「せっ……ん輩、どうですか?////」