俺様の運命の女神


やっぱり……。

コイツは他の女とどこか違う。

普通の女なら“キャーキャー”とか“諒サマ~”って騒ぐのに。

ってか、毎日あんだけ学校中で騒いでるのに、聞いた事ねぇのか?

これでも星月学園の2大プリンスと呼ばれてる俺を。


はぁ―――、面白れぇ…コイツ。

女なんて皆同じだと思ってたが、

コイツはやっぱ俺仕様になってるらしいな?


俺は立ち上がり、カウンターからキッチンを覗いて…


「あっ、今日はなんで眼鏡してねぇの?」

「昨日壊れちゃって。今日、修理に出したんです」

「ふ~ん、無くて不便じゃねぇ?」

「う~ん、丁度学校もお休みですし、大丈夫です」

「あっそう…」





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