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　七日、彩乃と会わないようにするため授業を欠席した。今頃彩乃は何を思っているのだろう？　案外、何も思ってなかったりして。そうだと少し気楽になれる。そんな気持ちとは逆に、彩乃からの電話もかかってくるし、メールも届いた。隆一は携帯を引き出しにしまって目に触れないようにした。
　その行為はただの現実逃避なにものでもない。今の隆一には現実に立ち向かう力はなかった。
　またメールが届いていた。メールを見るのもつらい。彩乃からのメールだと、なおさら胸が痛い。
　メールを見ると、玄太郎からだった。


　件名「大事なお知らせ」　　 11/7 17:20

こんにちは。実は大事なお知らせがあります。隆一には直接会って言いたいことです。明日学校来る？？
　
　あらたまってなんだろう？　玄太郎に会うのも正直おっくうだ。しかし、いつまでもアパートにひきこもっていても仕方がない。外に出るきっかけの意味でも、学校へ行くと返信をした。